石垣島「ゆんたくガーデン」

こんにちわ。自称、石垣島自然愛好会！、「ゆんたくガーデン」園長・琉球ジョーです。


遂にこの日がやってきてしまいました・・・。と、言ってもゆんたく犬「結芽（ゆめ）」はまだまだメッチャ元気です！。ご安心下さい。ただ、ゆんたくガーデンとはお別れすることになりました。そしてこれからは比較的ご近所の優しいご夫婦に飼って頂くことになりました。


日々認知症の進むゆんたくナミ子オバァに、残念ながら新しく向かい入れた仔猫達は馴れませんでした・・・。その代わり仲良しだったのが「結芽」です。今でも物干し竿の手前でナミバァが結芽に向かってずぅ～っと話しかけている姿を思い浮かべることが出来ます。


結芽が当苑に来たのは2013年2月20日です。八重山保健所から引き取りました。詳しい経緯はこちらから。生後3ヶ月ぐらいだろうと言うことで、僕と同じ12月17日を誕生日にしました。だから結芽はもうすぐ7歳になるのです！。7年間近く一緒にいたわけです。


そもそも犬に咬まれたことはあっても、一度も犬を飼ったことのない僕がワンコもいいなぁ、と思ったのは2010年に伊是名島の古民家を一夏借りた後のことです。見た目は凶暴そうなラッキーとマダニまみれだったラビを家主から預かり、その二匹の犬と毎日海に行きました。


その時に初めて犬の優しさを知りました。命はレスキュー出来ましたが一家では一番貧乏くじを引いてました。小さい頃はよくタダ浜まで朝夕に散歩に行きました。ところが実家の土地問題を片づけるために帰京して、島に戻った後の検査でフィラリアが発覚しました。

それでも彼女はスクスクと成長してゆき1年もすると凄い力です。グングン引っ張られてどうにもなりません。そこでネットで調べて庭でトレーニングをしましたが、頑張ってオテまでが精一杯でした。それ以降は介護も日増しに手がかかるので自分の根気も続きませんでした。


でも、この子の良さは、初めての人に吠えても二度目に来た人には吠えません。臭いで覚えている？。お、番犬として優秀じゃん！。そうです。結芽は女の子ながらしっかり仕事をしてました。この子は一度も人を咬もうとしたこともありません。兎に角、人が大好きです。


家には入れることが出来なかったので、猫ほど濃密な時間を過ごすことは出来ませんでしたが、よく逃げ出して捕まえるまでに車に轢かれやしないかとヒヤヒヤしたことが今では思い出です。雷の時は鎖を引きちぎってましたよ。どんだけ力あるの(笑）。



さて昨年7年間の介護が終わり、体力気力もすり減りましたが、また半端でない支出もしました。いずれにしろ仕事を作り上げていかなければ老後を凌ぐのは至難の業です。昨年より新業務を始め、お陰様でこの1年で相当忙しく行政からの仕事も増えているのですが・・・。


残念ながらそのしわ寄せは一番「結芽」にのし掛かってしまい、近日は殆ど散歩に行けませんでした。時間の他に自分の体力の問題もあります。そして来月からは学研教室開校で子供達が来る関係もあり、結芽にはもっとよい家族の許で幸せになってもらうことにしました。


もらい受けて頂けるご夫婦はスマムニの会員さんですが、移住前はワンコを飼われていて、うちの結芽と似ているということで、いつも来られる度に可愛がって頂き、いない時の預かりも心地よく受けて下さりました。結芽も大変懐いています。うん、正しい選択かなぁ。


結芽とは実はささやかな夢を持っていました。介護が終わったらテントを担いで二人で石垣島を歩いて一周するという夢です。ただ7年が経ち、流石にその夢をクリアする体力気力を今は見つけることが出来ません。また始めた仕事に責任を以て邁進する必要性も感じます。


ははは、最後はまたまたグイグイ引っ張って、においクンクンで元の木阿弥(笑）。大分頑張って直した時期もありましたが、ハッキリ申し上げて飼い主のダメっぷりが反映されてます(^_^;)。でも、ショートコースとミドルコースを一緒に歩けて楽しかった。


幸いなことに結芽は遠くに行くわけではなく、いつでも会える場所にいてくれるので安心です。優しいご夫婦の許なら心配もいりません。今度は僕が留守番の時に結芽を預かるパターンになるのかなぁと思っています。正直、僕の手元より幸せになれるだろうなぁ。


はぁ・・・死別も辛いけど、余りにも忙しすぎてじっくり別れが出来んのも辛いもんだね。今日は飲むだろうなぁ。これからの結芽の犬生に乾杯！！。次は12月11日に、僕が会いに行って来ま～す。さあツアーを頑張ろう！。それではご拝読感謝～。

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