2022年06月19日
◎崎枝「のぼたん農園」稲刈り参加体験記
こんにちわ。自称、石垣島自然愛好会!、「ゆんたくガーデン」園長・琉球ジョーです。
本当に石垣島は老若男女、面白い人たちの集合地だとつくづく思います。人生の半分を過ごした東京新宿でも島で出会ったような濃密な人たちとは出会えませんでした。南国というだけではなく行動的になれる不思議な魅力があります。今回も石垣島で夢叶える先輩の取組談です。
以前「アンパルの自然を守る会」で役員をしていた頃、知り合った農業家の干川さんが21年11月に田んぼ作りの名人を当社へ連れて来てくれました。元々、神奈川県の足柄で田んぼづくりをされていた方で、この本の著者「笹村出」さんです。歳は僕より上ですが凄い行動力の方です。
こちらの著書は笹村さんが足柄で田んぼ作りに取り組んだ25年の歴史をまとめたものです。笹村さんは田んぼ作りを余り難しく捉えておらないようでしたが、素人からしたら水田作りだけでも大変なのに農薬や化学肥料に頼らないという稲作は「本当に島で出来るの?」という感じでした。
笹村さんは2019年に石垣に移住しこちらでも有機農法の田んぼ作りのチャレンジを始められました。僕がこの半年で笹村さんが手配した借地約3.6ha(36000m²=甲子園球場より少し広め)の耕作地に行けたのは5回ほどですが、最初に見た荒野は行く度に田んぼとなっていきました。
僕も石垣島に来て1年ほど畑を借りて、恐らく20種以上の野菜や花を栽培しました。無農薬ですが肥料は入れていましたので、自然栽培とまでは行きませんでした。石垣島は残念なことに畑も田んぼも農薬の使用がとても多いと聞いていたので、今後の意識変化が望まれるところです。
笹村さんとお会いしてから半年間、弊社が年度後期の仕事に追われているうちに、もう田んぼが出来ました。整地され最初は水牛が連れてこられ、田んぼに水が張られると沢山のおたまじゃくしが生まれ、トンボが秋空を飛び、そして一番上にある0番田んぼには穂が出ました。
僕は足がバイク移動だけですし、今年は悪天の日が多かったので月に1回も見に行けませんでしたが、やっと昨日0番と1番田んぼの稲刈りに参加することが出来ました。実に還暦を過ぎてから人生初の稲刈りでした。晴天に恵まれ手伝いに20組ぐらいの方が来ていました。
0番たんぼの水稲は「とよめき」という雨や風で倒れにくい品種です。0番田んぼは苗作り用の水田です。1番田んぼは神奈川県の奨励品種でコシヒカリに比べ総合的に上回る「はるみ」です。今回は総勢20名ほどで2つの田んぼの稲刈りをします。鎌は稲刈り用のものを用います。
最初に一束の苗から籾を取って「米麦水分測定器」にかけて刈り取りの時期が適正具合を見ます。品種によっても色々な基準があるようなので、どのぐらいの水分量がいいのかは一概に言えないようですが、取りあえず刈り取りOkということで皆で0番田んぼに突撃です。
8割ぐらいのメンバーが田んぼに入り、後のメンバーが刈った稲をブルーシートを広げた集積地まで運びます。僕が持って来た鎌は雑草を刈る用の鎌だったので兎に角中々刈り取りが上手くいきません。根っこごと取れてしまったりするので、やはり歯がギザギザのものでないと厳しいです。
今回は前日の雨で田んぼに水がかなり残ってしまっている状態なのでコンバインは使わずに、人海戦術です。農家の方でないにしても、これだけの人数が入れば0番田んぼはほぼ1時間ぐらいで刈り取りが終わりました。昔のお百姓さんの苦労が分かります。僕もへっぴり腰でぎばりました。
そして、水分補給をしたら1番田んぼの稲刈りです。0番よりも広くて、水も深いのでもっと大変でした。流石に腰にきました。並べた穂は順次脱穀機にかけてゆきます。さあて少しはお米になったかな?。皆さんお疲れ様!。次は農園の由来と周辺環境について書きますね。
-----------------------------------------------------------------------------------
本当に石垣島は老若男女、面白い人たちの集合地だとつくづく思います。人生の半分を過ごした東京新宿でも島で出会ったような濃密な人たちとは出会えませんでした。南国というだけではなく行動的になれる不思議な魅力があります。今回も石垣島で夢叶える先輩の取組談です。
小さい田んぼでイネつくり
以前「アンパルの自然を守る会」で役員をしていた頃、知り合った農業家の干川さんが21年11月に田んぼ作りの名人を当社へ連れて来てくれました。元々、神奈川県の足柄で田んぼづくりをされていた方で、この本の著者「笹村出」さんです。歳は僕より上ですが凄い行動力の方です。
石垣島でも有機のコメづくりを!
こちらの著書は笹村さんが足柄で田んぼ作りに取り組んだ25年の歴史をまとめたものです。笹村さんは田んぼ作りを余り難しく捉えておらないようでしたが、素人からしたら水田作りだけでも大変なのに農薬や化学肥料に頼らないという稲作は「本当に島で出来るの?」という感じでした。
崎枝の広大な土地が田んぼに!?
笹村さんは2019年に石垣に移住しこちらでも有機農法の田んぼ作りのチャレンジを始められました。僕がこの半年で笹村さんが手配した借地約3.6ha(36000m²=甲子園球場より少し広め)の耕作地に行けたのは5回ほどですが、最初に見た荒野は行く度に田んぼとなっていきました。
初めは原野に戻っていた耕作地
僕も石垣島に来て1年ほど畑を借りて、恐らく20種以上の野菜や花を栽培しました。無農薬ですが肥料は入れていましたので、自然栽培とまでは行きませんでした。石垣島は残念なことに畑も田んぼも農薬の使用がとても多いと聞いていたので、今後の意識変化が望まれるところです。
3月中旬はおたまじゃくしが大繁殖
笹村さんとお会いしてから半年間、弊社が年度後期の仕事に追われているうちに、もう田んぼが出来ました。整地され最初は水牛が連れてこられ、田んぼに水が張られると沢山のおたまじゃくしが生まれ、トンボが秋空を飛び、そして一番上にある0番田んぼには穂が出ました。
4月末にはスクスクと稲が育っています
僕は足がバイク移動だけですし、今年は悪天の日が多かったので月に1回も見に行けませんでしたが、やっと昨日0番と1番田んぼの稲刈りに参加することが出来ました。実に還暦を過ぎてから人生初の稲刈りでした。晴天に恵まれ手伝いに20組ぐらいの方が来ていました。
最初に稲の解説をしてくれる笹村さん
0番たんぼの水稲は「とよめき」という雨や風で倒れにくい品種です。0番田んぼは苗作り用の水田です。1番田んぼは神奈川県の奨励品種でコシヒカリに比べ総合的に上回る「はるみ」です。今回は総勢20名ほどで2つの田んぼの稲刈りをします。鎌は稲刈り用のものを用います。
まずは稲の水分を図ります
最初に一束の苗から籾を取って「米麦水分測定器」にかけて刈り取りの時期が適正具合を見ます。品種によっても色々な基準があるようなので、どのぐらいの水分量がいいのかは一概に言えないようですが、取りあえず刈り取りOkということで皆で0番田んぼに突撃です。
久々の炎天下でしたが風に救われました
8割ぐらいのメンバーが田んぼに入り、後のメンバーが刈った稲をブルーシートを広げた集積地まで運びます。僕が持って来た鎌は雑草を刈る用の鎌だったので兎に角中々刈り取りが上手くいきません。根っこごと取れてしまったりするので、やはり歯がギザギザのものでないと厳しいです。
0番田んぼは1時間ぐらいで終了
今回は前日の雨で田んぼに水がかなり残ってしまっている状態なのでコンバインは使わずに、人海戦術です。農家の方でないにしても、これだけの人数が入れば0番田んぼはほぼ1時間ぐらいで刈り取りが終わりました。昔のお百姓さんの苦労が分かります。僕もへっぴり腰でぎばりました。
午前中で一段落してお弁当
そして、水分補給をしたら1番田んぼの稲刈りです。0番よりも広くて、水も深いのでもっと大変でした。流石に腰にきました。並べた穂は順次脱穀機にかけてゆきます。さあて少しはお米になったかな?。皆さんお疲れ様!。次は農園の由来と周辺環境について書きますね。
<ゆんたく会員募集中>
※We love yaima!参加で500まーる進呈
※We love yaima!参加で500まーる進呈
<総合SNS・スマホサイト>