2022年04月05日
◎【報告】令和3年度「八重山アンバサダ事業」
自称、石垣島自然愛好会!、「ゆんたくガーデン」園長・琉球ジョーです。
昨年度の事業報告第4弾です。
採用とはなりませんでしたが、一昨年弊社が内閣府の関係人口拡大の創出モデル事業に申請した事業を、ご縁があって関西大学・総合情報学部・岡田ゼミさんとコラボすることが出来ました。これまで各大学ゼミのヒアリングへの受け入れ対応はしてきましたが、共同事業は初めてでした。
八重山(石垣島)では県立の高校(3校)を卒業すると、内地または本島などの島外へと進学・就職に出てしまう若者が沢山います。その中の多くは30代前半までに地元に戻る傾向にありますが、一時的に島には十代後半から二十代前半の若者が減少してしまう傾向にあります。
そこで弊社としては、都市部大学生(主にゼミ生)の研修合宿を定期的に受け入れ、若年層の関係人口を増やして行けないかと考えました。ただ関係人口を増やすだけでなく、島の地域・自然を背景とした歴史・文化を理解してもらいながら、相互交流して欲しいという思いがあります。
更にもう一点の目的として、時代はPC・インターネット・スマホの普及により、世代間交流は更に希薄化し、都市部では独居・高齢者夫婦・核家族化が進んでいるように感じます。僕が感じる沖縄の素晴らしさはまだまだ高齢者を敬う地域が多く、その根っこを知って欲しいという思いがあります。
僕が住んでいる石垣島では少なくとも老いも若きも年齢に相応しい相互交流が出来ていると見えています。そこで島の歴史文化の中にどの世代でも繋がるヒントがあるのではと考えていました。祭事を通した教えが大事なつなぎ役になっていることを、この仕事を通して再認識出来ました。
2021年4月から岡田ゼミさんと始まった打ち合わせでは、当初八重山全体を舞台とした取組でも良いと考えていましたが、ゼミ生の13名が石垣島に精通されていたわけでもないので、石垣島をメインに実施することと致しました。弊社も初めてのことなので先ずはしっかり足下から。
現場の実施時期は2021年11月1日~3日で行われました。それまでに何度かオンラインでの打ち合わせをしてきました。弊社からのアプローチ先の初案をしつつ、基本的にはゼミの学生さんがテーマを選んでもらいました。そして「ビデオ班」「泡盛班」「ミンサー織り班」に分かれました。
僕自身はずっと繁忙状態で残念ながら中々当業務に深く関わることが出来ませんでしたが、一番良かったのは、石垣島の神司(かんつかさ)の貴重なお話を聞けて、それを祭事に参加する地元民の視点も通して伝えられたことでしょうか。是非、動画をご覧下さい(一部概要欄にて訂正)。
(PDF: 853.02KB)
正直、酒類を扱ってもらえるとは思っていなかったので少し驚きもありましたが、いつもお世話になっている「池原酒造」さんにお世話になりました。泡盛は独特なのでテーマも中々いいです。現在の若き社長の活動もしっかり取材しつつ、自分たちの目線も入れられています。(DL可)
(PDF: 505.12KB)
石垣島で今も愛され続けているミンサー織り。こちらの伝統工芸もコンパクトにまとめた冊子が出来上がりました。その歴史から、作り方、込められた想いもミンサー工芸館さんのお力添えで伝えられています。ゼミ生も八重山との深い繋がりが出来たことと思います。(DL可)
上記3つの発表物を以て一つの区切りとなりましたが、自分的には他業務に追われ、学生さん達とのサポート・交流が希薄だったことが反省点です。その中でよく此処まで仕上げてくれたと思っています。ご協力者の皆さんありがとうございました。令和4年度も開催検討中です。
Special thanks to ~ 石垣市(協賛):石垣青少年の家(宿泊):荻堂久子(神司):あざみ屋(ミンサー織り):高嶺純子/南風野みさと(インタビュー):池原酒造/八重泉酒造(泡盛):華穂(郷土料理):石垣八重山移住計画合同会社(地域情報):オフィスむりかぶし(業務協力)島唄Live Bar やいま(島唄)
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昨年度の事業報告第4弾です。
私立大学と初めてのコラボ事業
採用とはなりませんでしたが、一昨年弊社が内閣府の関係人口拡大の創出モデル事業に申請した事業を、ご縁があって関西大学・総合情報学部・岡田ゼミさんとコラボすることが出来ました。これまで各大学ゼミのヒアリングへの受け入れ対応はしてきましたが、共同事業は初めてでした。
島の青年がいなくなる八重山
八重山(石垣島)では県立の高校(3校)を卒業すると、内地または本島などの島外へと進学・就職に出てしまう若者が沢山います。その中の多くは30代前半までに地元に戻る傾向にありますが、一時的に島には十代後半から二十代前半の若者が減少してしまう傾向にあります。
命名「八重山アンバサダ事業」って?
そこで弊社としては、都市部大学生(主にゼミ生)の研修合宿を定期的に受け入れ、若年層の関係人口を増やして行けないかと考えました。ただ関係人口を増やすだけでなく、島の地域・自然を背景とした歴史・文化を理解してもらいながら、相互交流して欲しいという思いがあります。
世代間ギャップやデジタルデバイド問題
更にもう一点の目的として、時代はPC・インターネット・スマホの普及により、世代間交流は更に希薄化し、都市部では独居・高齢者夫婦・核家族化が進んでいるように感じます。僕が感じる沖縄の素晴らしさはまだまだ高齢者を敬う地域が多く、その根っこを知って欲しいという思いがあります。
祭事や神事による地域保全を知る
僕が住んでいる石垣島では少なくとも老いも若きも年齢に相応しい相互交流が出来ていると見えています。そこで島の歴史文化の中にどの世代でも繋がるヒントがあるのではと考えていました。祭事を通した教えが大事なつなぎ役になっていることを、この仕事を通して再認識出来ました。
歴史にふれる町歩きにも参加してもらいました
2021年4月から岡田ゼミさんと始まった打ち合わせでは、当初八重山全体を舞台とした取組でも良いと考えていましたが、ゼミ生の13名が石垣島に精通されていたわけでもないので、石垣島をメインに実施することと致しました。弊社も初めてのことなので先ずはしっかり足下から。
3つのグループに分かれて現地取材!
現場の実施時期は2021年11月1日~3日で行われました。それまでに何度かオンラインでの打ち合わせをしてきました。弊社からのアプローチ先の初案をしつつ、基本的にはゼミの学生さんがテーマを選んでもらいました。そして「ビデオ班」「泡盛班」「ミンサー織り班」に分かれました。
ビデオ班の活動と報告作品「絆ぐ想い」
僕自身はずっと繁忙状態で残念ながら中々当業務に深く関わることが出来ませんでしたが、一番良かったのは、石垣島の神司(かんつかさ)の貴重なお話を聞けて、それを祭事に参加する地元民の視点も通して伝えられたことでしょうか。是非、動画をご覧下さい(一部概要欄にて訂正)。
泡盛版の活動と報告作品「泡盛とスイーツ」
正直、酒類を扱ってもらえるとは思っていなかったので少し驚きもありましたが、いつもお世話になっている「池原酒造」さんにお世話になりました。泡盛は独特なのでテーマも中々いいです。現在の若き社長の活動もしっかり取材しつつ、自分たちの目線も入れられています。(DL可)
ミンサー織り班の活動と報告作品「Minsah」
石垣島で今も愛され続けているミンサー織り。こちらの伝統工芸もコンパクトにまとめた冊子が出来上がりました。その歴史から、作り方、込められた想いもミンサー工芸館さんのお力添えで伝えられています。ゼミ生も八重山との深い繋がりが出来たことと思います。(DL可)
お問い合わせをお待ちしております
上記3つの発表物を以て一つの区切りとなりましたが、自分的には他業務に追われ、学生さん達とのサポート・交流が希薄だったことが反省点です。その中でよく此処まで仕上げてくれたと思っています。ご協力者の皆さんありがとうございました。令和4年度も開催検討中です。
Special thanks to ~ 石垣市(協賛):石垣青少年の家(宿泊):荻堂久子(神司):あざみ屋(ミンサー織り):高嶺純子/南風野みさと(インタビュー):池原酒造/八重泉酒造(泡盛):華穂(郷土料理):石垣八重山移住計画合同会社(地域情報):オフィスむりかぶし(業務協力)島唄Live Bar やいま(島唄)
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Posted by 琉球ジョー at 23:00
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