2021年06月08日

大川「古民家の小さいカエル物語の始まり」

こんにちわ。自称、石垣島自然愛好会!、「ゆんたくガーデン」園長・琉球ジョーですびっくり

オバァ終焉の古民家が解体されるとか・・・
大川「古民家の小さいカエル物語の始まり」

大川に事業所を移して、早10ヶ月となります。アッという間です。大川暮らしで足りていない体験は残すところ「猛烈な台風」ぐらいですね。今の古民家は居心地は以前より格段にいいです。ただゆんたくオバァと7年暮らした平得の古民家は解体されてしまうそうなので、寂しさが拭えません。

でも今回の主人公はこちらです
大川「古民家の小さいカエル物語の始まり」

平得では鳴き声すら聞こえなかった生き物。そう「カエル」です。不思議です。周囲も民家で近くに川も池もないのです。でも5月中旬ぐらいからガァガァ、コロコロ兎に角よく鳴きます。大学の時に2年間過ごした沼津の度田舎の寮で聞いていたカエルの大合唱を思い出しました。

敢えて朽葉なんかを入れた鉢を・・・
大川「古民家の小さいカエル物語の始まり」

きっと島の方や、本音は便利が好きな移住者は全く見向きもしないことでしょうね。でも僕にとっては興奮の坩堝です。こんだけカエルが鳴いているなら水を用意したら、沢山オタマジャクシが生まれるに違いない!、と以前からある水鉢二つに水を入れて、蛙たちが泣く辺りに置きました。

5月梅雨の頃・・・彼らは鳴き続けていました
大川「古民家の小さいカエル物語の始まり」

思った通りのドンピシャリです!。1週間ほど鉢のことを忘れていて、ふと中を覗いた数日前!。沢山何やら黒い物が濁った水鉢の中を泳いでいます。お~っつ!。見事に期待に応えてくれていました。しかも凄いのは鉢ごとに大小の違う種類のオタマを産み分けているじゃあ~りませんか。

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カエル達も共存共栄なんですね~
大川「古民家の小さいカエル物語の始まり」

本当は反則と思いつつ、流石に朽葉だけじゃ餌が乏しいかなと(いや勝手な思い)、鰹節をやってます。まぁ鉢を用意した時点で人為操作ですね。でも適応する生命の漲る強さを実感することが出来ました。成長は早くもう足が出ている子達もいます。恐らく長い付き合いにはならないでしょう。

この生命力はなんなのでしょう
大川「古民家の小さいカエル物語の始まり」

凄いのはまだ数匹が死んだだけで濁った水中で殆ど元気です。考えてみたら子供の頃、母親に内緒で炊飯釜の中にオタマジャクシを入れていたら、ある日蓋を開けたら小さなカエルが沢山出てきて母親が悲鳴を上げたのを覚えています。本当は尻尾がなくなるまで餌はいらないのでしょうね。

この子達が鉢から巣立った後の試練
大川「古民家の小さいカエル物語の始まり」

大人になって棲み分けるために移動したら、鳥に食べられたり、蛇やトカゲに食べられたり、人や猫にもてあそばれたり、試練の連続なのでしょう。カエルは上位捕食者からしたら人間で言うならお米のような存在らしいです。ちゃんと餌として貢献するのね。

八重山に住む醍醐味ってこういうことじゃない
大川「古民家の小さいカエル物語の始まり」

二種ともオオヒキガエルとシロアゴガエルではないので外来種ではなさそうですが、他の同定は何ともわかりません。彼らの旅立ち見送りたいと思います。そして生き残ったらまた帰って来いよ~って願ってます。小さな自然ではありますがそのルーティンこそ自然の営みです!。

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Posted by 琉球ジョー at 22:32 │自 然