2016年03月23日
久宇良「サバニツアー開業・サバニ船進水式」
[石垣島] ブログ村キーワード
3月20日は前日より東京からのお客さんが来ていた関係で、朝から「八重山フォトサービス」さんに写真撮影を依頼しながら、久々に島ガイドをして来ました。花曇りではありましたが、まずまずの天気でしたので、足を伸ばして平久保崎灯台までの往復です。その途中でFBページで見つけていた「サバニ進水式」なるものを見て来ましたよ。
場所は石垣島の北部に当たる「久宇良(くうら)」というところにあるサンセットビーチで行われました。当ビーチは石垣島で唯一有料のビーチで、干潮でも泳げる ビーチらしいのですが、まだ開場していません。大人は400円(子供半額)でシャワー、トイレも完備されており、夏場は色々なマリンスポーツもお楽しめるそうです。
開催時間の13時の40分ほど前につくと、浜辺に何やら小さなサバニ船に大人が3人が乗っています。ちなみにサバニとは、琉球列島に於いて漁業従事者が古くから使っていた漁船の名称です。漢字で書くと「鱶舟」らしいです。鱶=フカと読みますが、どうやらサバを表していたのでしょうか?。小さい舟を表すサバンニが由来という説もあります。
サバニは今ではエンジンを付けたものもありますが、かつてはエークと呼ばれる櫂(かい)で漕いでいたようです。エークは漕ぐだけでなく帆走時には舵としても利用されるため、その扱いが難しいそうです。海に出ていたアウトリガー(小船体・補助船)付きのサバニ船は漕ぎ手の練習をしているところだそうです。
伝統的なサバニの帆漕技術が殆ど失われた現代に、このサバニ船を復活させて、「久宇良サバニツアー」を開業させたのが「吉田友厚(ともひろ)」さん。「吉田サバニ造船」の代表の方です。見るからに真新しいサバニを見ていたら気軽に話しかけてくれましたので、少しお話を伺いましたが、何と僕と同じ東京出身の方でした。久宇良に住んで12年ということでしたので、僕の倍の期間をこの地で過ごされてきたようです。
ちなみに新船の本体は宮崎からの杉らしいですが、クサビは地元産のイヌマキの木です。しかし石垣島はつくづく面白いなぁと思います。変人たち(笑)が沢山移住してきて結構この地の文化を復興しています。吉田さんも元々木工好きだったとは言え、サバニ作りの名工に師事して、釘を一本も使わない工法でサバニを造ってしまうんですからね~。吉田さんのことは初めて知りましたが、これからはヨットに引き続きタイアップしたいなぁ。
さて初めは僕達ぐらいしかいなかったのですが、時間になると凡そ100人近い方が集まっていました。地元の方が大半のようでしたが、知ってる顔もチラホラいましたね。吉田さんに「この式のとこを何処で知られたのですか?」と驚かれていましたが、確かにFBページ以外では見なかったので以外とレアなイベントに参加出来たということですね。
司会にはやはり北部の平久保崎灯台近くに住居・工房・店舗を持つ窯元「太朗窯」の掘井太朗さんが、そして真っ黒に焼けた久宇良の公民館長も何と移住11年目という内地出身の村山雅庸さん(写真下)でした。移住者の結束も固い地区ですね。
今回は海開きの時のようなユタの安全祈願はありません。サバニ造船の関係者やご友人らが自分たちでお清めや祈祷をしていました。僕らも一緒に安全祈願を祈りました当たり前のように海に祈願する。こういう姿を見るとやはり内地人はすっかり自然のありがたみを忘れかけている気がします。
僕も進められたので最初は乗る予定でしたが、お客さんがどうも船が苦手ということで、今回は断念しましたが、皆さん今度一緒に乗りに行きませんか?。これは自然を活かした新しい観光産業になってくれるでしょうね。サバニツアーの内容のブログもまた書きたいなぁ。
ツアー:久宇良サバニツアー
連絡先:090-6869-2395
場 所:久宇良サンセットビーチ
時 間:90分コース 大人5000円 子供2500円(高校生以下)
一日コース 大人10000円 子供5000円(高校生以下)
ご注意:大自然を体験するツアーですので、台風など気象条件によっては中止になる
こともございます。また、コースも風向きによって毎日設定されますので、原則
コースの指定できません。
服 装:濡れても大丈夫な服装。ライフジャケット・マリンブーツの用意あり。
----------------------------------------------------------------------------------------- 「ゆんたくガーデン」
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3月20日は前日より東京からのお客さんが来ていた関係で、朝から「八重山フォトサービス」さんに写真撮影を依頼しながら、久々に島ガイドをして来ました。花曇りではありましたが、まずまずの天気でしたので、足を伸ばして平久保崎灯台までの往復です。その途中でFBページで見つけていた「サバニ進水式」なるものを見て来ましたよ。
実は初めて浜辺まで降りたサンセットビーチ
場所は石垣島の北部に当たる「久宇良(くうら)」というところにあるサンセットビーチで行われました。当ビーチは石垣島で唯一有料のビーチで、干潮でも泳げる ビーチらしいのですが、まだ開場していません。大人は400円(子供半額)でシャワー、トイレも完備されており、夏場は色々なマリンスポーツもお楽しめるそうです。
おやおや浅瀬に小さな木造船が・・
開催時間の13時の40分ほど前につくと、浜辺に何やら小さなサバニ船に大人が3人が乗っています。ちなみにサバニとは、琉球列島に於いて漁業従事者が古くから使っていた漁船の名称です。漢字で書くと「鱶舟」らしいです。鱶=フカと読みますが、どうやらサバを表していたのでしょうか?。小さい舟を表すサバンニが由来という説もあります。
エークにも色々な形があるみたいです
漕ぎ手の名手も駆けつけ練習してるらしい
サバニは今ではエンジンを付けたものもありますが、かつてはエークと呼ばれる櫂(かい)で漕いでいたようです。エークは漕ぐだけでなく帆走時には舵としても利用されるため、その扱いが難しいそうです。海に出ていたアウトリガー(小船体・補助船)付きのサバニ船は漕ぎ手の練習をしているところだそうです。
はい、これが吉田サバニ造船の最新号らしいぞ
伝統的なサバニの帆漕技術が殆ど失われた現代に、このサバニ船を復活させて、「久宇良サバニツアー」を開業させたのが「吉田友厚(ともひろ)」さん。「吉田サバニ造船」の代表の方です。見るからに真新しいサバニを見ていたら気軽に話しかけてくれましたので、少しお話を伺いましたが、何と僕と同じ東京出身の方でした。久宇良に住んで12年ということでしたので、僕の倍の期間をこの地で過ごされてきたようです。
船はフンドゥという楔で繋ぎ合わている
ちなみに新船の本体は宮崎からの杉らしいですが、クサビは地元産のイヌマキの木です。しかし石垣島はつくづく面白いなぁと思います。変人たち(笑)が沢山移住してきて結構この地の文化を復興しています。吉田さんも元々木工好きだったとは言え、サバニ作りの名工に師事して、釘を一本も使わない工法でサバニを造ってしまうんですからね~。吉田さんのことは初めて知りましたが、これからはヨットに引き続きタイアップしたいなぁ。
おお~わらわらと人が集まって来ましたよ~
さて初めは僕達ぐらいしかいなかったのですが、時間になると凡そ100人近い方が集まっていました。地元の方が大半のようでしたが、知ってる顔もチラホラいましたね。吉田さんに「この式のとこを何処で知られたのですか?」と驚かれていましたが、確かにFBページ以外では見なかったので以外とレアなイベントに参加出来たということですね。
挨拶する吉田氏(左)と司会を務めた掘井氏(右)
若き久宇良の公民館長も挨拶
司会にはやはり北部の平久保崎灯台近くに住居・工房・店舗を持つ窯元「太朗窯」の掘井太朗さんが、そして真っ黒に焼けた久宇良の公民館長も何と移住11年目という内地出身の村山雅庸さん(写真下)でした。移住者の結束も固い地区ですね。
7m80cmの船をみんなで波打ち際まで運びます
宮崎産の杉の本体に皆で塩を振り清めます
皆で海に向かい航海の安全を祈ります
今回は海開きの時のようなユタの安全祈願はありません。サバニ造船の関係者やご友人らが自分たちでお清めや祈祷をしていました。僕らも一緒に安全祈願を祈りました当たり前のように海に祈願する。こういう姿を見るとやはり内地人はすっかり自然のありがたみを忘れかけている気がします。
いよいよ出航のシーンは新聞よりどうぞ
僕も進められたので最初は乗る予定でしたが、お客さんがどうも船が苦手ということで、今回は断念しましたが、皆さん今度一緒に乗りに行きませんか?。これは自然を活かした新しい観光産業になってくれるでしょうね。サバニツアーの内容のブログもまた書きたいなぁ。
<ツアー情報>
ツアー:久宇良サバニツアー
連絡先:090-6869-2395
場 所:久宇良サンセットビーチ
時 間:90分コース 大人5000円 子供2500円(高校生以下)
一日コース 大人10000円 子供5000円(高校生以下)
ご注意:大自然を体験するツアーですので、台風など気象条件によっては中止になる
こともございます。また、コースも風向きによって毎日設定されますので、原則
コースの指定できません。
服 装:濡れても大丈夫な服装。ライフジャケット・マリンブーツの用意あり。
FBページへのご参加もお待ちしてます
HP 移住したら「古民家」で仲間作り(^^)/
Posted by 琉球ジョー at 23:18
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