〇モアイ模合（もあい）

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こんにちわ。自称、石垣島自然愛好会！、「ゆんたくガーデン」園長・琉球ジョーです。

今日はいい天気でした。明日までまたいい天気らしい。申告をしなくてはいけないけど、明日はちょっと放置気味の畑の手入れもやりたいと思います。


さて、昨夜はモアイでした。鎌倉時代には始まっていたらしいというモアイです。
沖縄に来て二年半、やっと念願のモアイ仲間が出来ました。やりたいことは何でもやってしまうという癖は石垣に来ても変わりませんね。もっとゆっくりすればいいのに。はい、でも二年はゆっくりさせてもらいましたよ～。



で、皆さんモアイってご存知？。沖縄や九州では普通に誰でも知っている「モアイ」は、内地では無尽講（むじんこう）、頼母子（たのもし）、頼母子講（たのもしこう）とか言うらしいですが、それは知りませんでした。自分の両親とも九州だったから小さい時から「モアイ」という言葉に馴染んでいたみたいです。
モアイは漢字だと「模合」と書くみたいです。模＝「かたどる」で、合＝「合う」だから、まぁ会を成すとか、ひとつの集りとか言う意味になるんでしょうね。


その中身は「金銭の融通を目的とする任意の互助会」。基本形は「数人から十数人が毎月決めた日に集って、一定の金額を出し合い、そのお金を順番に取る寄り合い」。
例えば10人が参加者で、毎月1万づつ出し合い、誰かがその10万を集まった月に受け取るということですね。取る人はクジや入札や話し合いで決めたりするみたいです。まぁ、この他にも色々なやり方があるみたいですが、どちらかと言うと商売（特にお店などを経営）している方などが集るモアイが多いみたいです。
店仲間でやる場合は、各お店に順番に集って、支払う飲み代自体も、そのお店を儲けさせる互助のひとつとなるわけです。だからモアイの時の飲み会には関係ない知り合いも呼んで、一緒にワイワイやるのも有りみたいです。



モアイに参加する目的はこの他にも様々で、貯蓄代わりだったり、僕ら移住者が友人の輪を広げるものだったりと、それぞれ参加する理由は個人の都合みたいですね。うん、どうであってもそれで成立するのがモアイの良さかな～と思います。

僕らが始めたモアイは地元の方とないちゃ～の混成モアイなので通称「ちゃんぷるぅモアイ」と命名しました。、僕が移住して来てから通った酒場や、MIXIで繋がった仲間が初めの縁となりました。勿論、MIXIと言っても会っていない人は一人もいませんよ。

自分はMIXIで「八重山くらぶ」というコミュを作っているので、その忘年会で繋がったメンバーです。良かったらMIXIユーザーはそちらにも参加して下さいね。
正直、石垣島で始めて知らない人にも呼びかけて、殆どが初対面という忘年会の企画はハラハラしましたが、集った人たちは皆感じのいい人たちばっかりで、やっぱり何事も「案ずるより産むが易し！」です。それが嬉しいことにモアイにまで発展できたんですからね。

そして、記念すべき第一回の親？で、露店仕事の相棒かつ共同主催者のRickyが高らかに開会を宣言。初めに自己紹介、幾つかの決め事を確認しました。男ばっかりですが、元々の知り合いが７人いて、初対面のお二人も感じのいい方だったので、一気に打ち解けましたね～。初め「二時間ね～」なんて言っていましたが、色々話しているうちに半分以上が罰組み（バツイチ・バツニ）っていうことも判明して一段と盛り上がり、アッという間に10時半！。そこから勿論、二軒目にも行きますわなぁ～。また人脈も広がって本当に楽しい一夜でした。




はいはい、とは言え、勿論。モアイには危険も色々付きまとっているのも現実な様ですよ～。知り合いの体験談、ネットでの経験者談を見ると結構トラブルがあるものモアイみたいですね。此処はハッキリ書いておきましょうねぇ。

一番怖いのは「貸金登録業者崩れやヤミ金業者が もぐりで参加して金貸しと変じる事例」や「十万単位とかの高額な掛け金が続かずに連鎖的に倒壊するいわゆるゴロゴロ模合」も恐ろしい。「高額でなくても、取ったらすぐにいなくなっちゃうドロンマジック」と色々あるみたいです。まぁだから最低限の素性の知れた付き合いがないと出来ませんね～。お店なんか持ってる人は簡単に逃げられないから、却って安心な仲間になるのかも知れませんね。

個人的な見解を締めくくります。もし破綻しても「やられてしもうたが、しょうがない」という感覚を持ちあわせてない人は参加はしないに限ります。僕個人的には「世の中には期待せず」なれど、「人は信じんと始まらん」というスタンスで生きてきたので、それで損したこともあるけど、それを上回る得をしたことの方が多いです・・という感じでしょうか？。これからも変わることはないスタンスだと思います。ヨロシクね。

さて、毎回長くなってしまいましたが、今回はこの辺でお開きと致します。ご拝読感謝！。


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