◎【報告】Mat Topping「わたしたちのスマムニ」in市民図書館

琉球ジョー

2019年12月08日 23:00

こんにちわ。自称、石垣島自然愛好会!、「ゆんたくガーデン」園長・琉球ジョーです。

「MASTER-APPRENTICE」発表会
<拡大可>

スマムニ広め隊の活動を通して知り合ったMat Topping(マット・トッピング氏(琉球大学大学院博士課程 ワシントン州ケンモア出身)が提案する島言葉勉強方式の発表会のお手伝いに行って来ました。彼が暖めていた「MASTER-APPRENTICE」という方式です。

若き熱心なバイリンガルな研究者

マット氏と同様に協力者の「半嶺まどか」さんも我らがスマムニ広め隊の「東大浜剛」隊長から紹介されました。八重山のスマムニを学んできたマット氏はアメリカ人、半嶺さんは現在フェインランドを拠点にされています。二人とも熱心なヤイマムニの実践者と言えます。

30分ほどが趣旨の説明

マット氏はかつて交換留学生として石垣島でスマムニを学んでいたそうです。3年半スマムニ広め隊で学んだ僕よりも当然スマムニもペラペラです。会うといつもスマムニで話しかけられてタジタジになってます(笑)。やっぱり研究者って違いますね~。

アイスブレイクに入ってゆきます

そしてどうして彼が今回の提案をするに至ったのか・・・。それはやはり言葉は日常的に使わないと中々身につかないからです。この「MASTER-APPRENTICE」はその問題を出来るだけ解決しようという取組です。MASTERは修得者、APPRENTICEは見習いですね。

さあ取りあえず周囲でご挨拶

つまり、修得者と生徒をワンツーマン的に組ませて、標準語を廃して兎に角スマムニで話す試みです。この方式は海外の消滅危機言語にはかなり有効に働いたという実績があるようです。簡単に言うと騎士(修得者)と訓練を受ける後継者(弟子)みたいな関係です。

言葉での伝達の難しさをまずは実感


周囲の方とも打ち解けたら、ちょっと実践。スマムニだけで紙に書かれた要望をペアを組んだ相手の方に伝えられるのか?。会場に来られた方は少しは覚えのある方々なはずですが、中々難しいのでジェスチャーありです。撮影係してた僕も全く言葉が出てこない。

半分ぐらいでーす。ランキングにご協力を!。

長いと感じたらあとで戻ってきてね~(^o^)/

さあ段々盛り上がってきました

正直僕もスマムニは英語よりも難しいと思っていますが、やはりしゃべれるかどうかはどれだけ使っているかによりますね。スマムニの勉強会ではやはり恥ずかしくて及び腰ですが、石垣有数の使い手の許にいるのですからもっと使わないとなぁ(^_^;)。

一通りスマムニでのやりとりしてみたら質疑応答


最大の課題は、マスターになってくれる人が少なくて、アプレンティスが多いことですね。なんせこの方式の提案者であるお二人も石垣在住ではないので、更にこの方式を補完する他の手段も必要です。公民館を利用する方式や、オバァと子供達とのジョイント案も出ました。

なんと参加者のうち22人が申し込み


今回は新聞記事掲載が間に合わず、参加者は口コミで駆けつけた30名ほど。顔ぶれはマット氏の修士論文発表会の時とほぼ同じでしたが、会場には「やってみよう!」と前進的な意欲が感じられました。そうトライアンドエラー大事です。年配者が潰しちゃダメですよね。

マット&まどかさん、しかいとぅに~ふぁいゆ~

はい、僕もしっかりジェダイの弟子としてやり直すことにしましたので、ポンコツですがアプレンティスとして申し込みました(笑)。還暦過ぎの生涯学習は続きます。そして、次は14日に「デイサービスいしがき」さんにスマムニ慰問をしてきますね~。

最後にランキングにご協力を!。

ご拝読ありがとうございました~(^o^)/
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HP :旅行・移住の仲間作り(^^)/はゆんたくガーデン
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