石垣島「ゆんたくガーデン」

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イベント満載の2月でどれにも行ききれない感じですが、日曜にサンゴイベントに参加して来ました。沖縄県自然保護課主催の「沖縄県サンゴ礁保全再生事業・成果発表地域イベントです。内容は平成22年から28年の7年間の取組の発表がベースですが、子供達のためのイベントも盛り沢山でした。




まず会場の健康福祉センター集団検診ホールの前には、昭和時代の石垣島での各村落と海やサンゴとの関わり方が記された垂れ幕がずらっと並んでおりました。イベント開催前にちょっと読みましたが、やっぱり自然とどっぷり暮らしてきたことが分かります。



司会は一般社団法人サポートセンターＨＯＰＥ（児童相談サービス）の宇根底忍さんとSANYO「海物語」の キャラクター“ワリン”のイメージガールで、「沖縄の海にきれいなサンゴの森」を蘇らせる活動をしている「初代ミスワリン」の砂川英依さん。そして沖縄県環境部自然保護課の金城 賢さんの挨拶から開催です。



事前申込をしていた子供達はワークショップへの参加です。わくわくサンゴ石垣島の大堀さん出題のクイズで、子供達が遊びながらサンゴの知識を付けてゆきます。では、皆さんに質問です。サンゴは動物ですが、ウニの仲間？、クラゲの仲間？。はい、続けてもう一問、サンゴは動かない？、動ける？。サンゴに関しては是非この本を読んでみてね。「サンゴとサンゴ礁のはなし」中公新書。






さあ子供達がサンゴクイズとサンゴゲームに熱中していて大盛り上がりしている間に、僕も地元の小学生達が創った研究報告の様子を見たり、パネルを見たりしながらこれまでの復習です。大分色々なことを忘れていますね～。






ワークショップの後はパネルシアターと昨年の夏の白化現象に関する報告がありました。昨年は石垣島付近には台風の接近が殆ど無く、サンゴの白化現象（サンゴが死んでしまう状況）が観測史上最悪の状況でした。石西礁湖（石垣島・西表島間のサンゴ礁）では90％が白化したそうです。要因としては、オニヒトデ・高水温などの被害が考えられます。




勿論自然には回復能力があります。しかし年々人間が作り出している環境の変化に自然がついて行けてない状態になっているようにも感じます。では、どうするか？。映画「てぃだかんかん」の実在の主人公金城さんが子供のために青い海を守ろうと奮闘したことは有名ですね。そうです。サンゴの移植事業は今も続けられています。定着する場合もあればやっぱり死んでしまうこともあるそうですが、兎に角地道な研究と実験は必要ですね。


最後に沖縄県の環境部自然保護課の金城さんから、平成22年～28年の7年間の事業報告と、来期29年～33年度の取組について話されました。僕も八重山のサンゴは大事な資産だと思っています。これを失ったら観光は激減するでしょう。県には引き続き真摯に環境保全に取り組んで頂きたいのですが、どうやら予算は減るようです。沖縄本島のビーチの90％以上は人工ビーチです。それによって今起こっていることをよく噛みしめて保全して欲しいと願うばかりです。


最後は「泣く子も笑う」、ご当地バンドのきいやま商店の登場です。今回は沖縄県のサンゴ礁保全再生応援ソングを作って、この場で初披露となりました。タイトルは「１、２、サンゴー」ですよ。歌詞の一部こんなのがありました。「綺麗な海はサンゴのおかげ　サンゴがこんなに減っちゃったのは誰のせい？」。はい、そこんとこ宜しく！。海を大事にしましょう～。

＜ゆんたくガーデン情報＞

　毎月第一・第三日曜日　→　島言葉とふれあおう（スマムニ広め隊）　
　　　　　　　　　　　　　午後2時～　入会2000円　（会員さん500円）
　毎月第二日曜日　→　移住者交流会
　　　　　　　　　　　　　午後2時～　入会2000円　（会員さん500円）

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