2012年09月05日

尖閣諸島問題(1)

[石垣島] ブログ村キーワード

お蔭さまで引越し&開園PARTYの二日間が無事終わりました。ご来場頂いた皆様には感謝です!。続けて行ったはるさーの会も盛り上がりました。終了後の二日間はまだまだ引越しと開園準備の一ヶ月の疲れモードが抜け切れず不定休に当てさせて頂いたジョーですが、昨夜は八重山では最大級の問題ですので尖閣に関するセミナーに足を運んでみました。僕は信者でもありませんが、主催は「幸福の科学」系列です。

9月4日開催された講演チラシ
尖閣諸島問題(1)

テーマは「尖閣問題まったなし。尖閣を守るには?」という講演で、カテゴリーは「島の時事」としましたが、本当は「国の時事」なのですが・・。地震が来ようが津波が来ようが、原発が危機だろうが、政局は相変わらずの平和呆け天下取りごっこに忙しく、国が弱った時期にも我らが南西の離島は確実に他国からの圧力に脅かされています。移住者の僕でさえ尖閣まで行かずとも、幸福実現党でなくても、注意信号が頭の明滅している日々が続いています。

昨年はこちらの集会に行ってきました。
尖閣諸島問題(1)

個人的には平和が好きです。「世界平和を望んでいます」ということを何度か広言してきておりますが、ただやはり泥棒は密かにやってくるし、スリは物を奪うし、街を歩いたら暴漢に襲われることもあります。僕は新宿の歌舞伎町というところで育ったので、かなり早くから危機回避アンテナを立てた方ですが、それでも一方的な攻撃に何度か遭遇したことがあります。まぁ、その辺りの怖いお話しはお会いした時にでも。

2012.815 香港の活動家7人が魚釣島に上陸
尖閣諸島問題(1)

何が言いたいかと言いますと、やはり防衛はしっかりしないと惨めな思いをするということに尽きます。僕が「世界平和」というと、よく笑う人がいます。でも僕は、かつてジョン・レノンがいて「IMAGIN」が生まれ、マイケルがいて「We Are The World」が生まれ、時々の反戦ベクトルが一時的でも戦争を遠ざけると思っているので、わざわざ極端に「世界平和を目指そう!」と言います。戦争をやりたい者やら、無関心な者に対して、言うことで少しバランスが均衡すると信じているからです。但し!、心のバランスだけでは、自己防衛は出来ないということは歌舞伎町で育ったら自明の理ですからね。

放っておくと面倒な方向に進みます
尖閣諸島問題(1)

さて今回の講演は僕の家から比較的近い石垣市健康福祉センターで行われました。講演者のお二人「矢内 筆勝 (ひっしょう)氏<幸福実現党、沖縄九州防衛プロジェクト代表>、「惠(めぐみ) 隆之介氏<ジャーナリスト、元 海上自衛官>」は親米保守なので、オスプレイの導入賛成派です。ただ僕のブログは八重山の自然と文化がテーマなので、そういうイデオロギーで語りたくはないのですが・・。

しかし沖縄に移住してから報道では耳に胼胝が出来るほど聞く「日米合意」「地位協定」に関しては、お二人が言う通り、確かに一方的なシグナルが流されているように感じています。自分は現実を知りたく、本島での三大基地反対集会に顔を出してみましたが、参加人数の嘘や、実際の生活レベルでは僕の周りに反対派が少なかったことを鑑みると、沖縄のメディア報道は都合よく政府向けになっているように感じます。

4.15 中国の軍事パレードを解説する矢内氏
中国軍事パレード

矢内氏は中国の軍備拡張に関する簡単な解説と、天安門で行われた軍事パレードのDVDを披露しました。アメリカの軍事費は勿論世界一の40兆円、二位の中国は表向き8兆円強、但し、実態は不明です。はっきりしていることは、何かに向かって中国の軍事費は確実に伸びていることです。

沖縄出身で自衛隊にいた惠氏の主張は、日本の政治が今危機的な状況にあるということ(ここだけの話し、僕はもう終わってしまってると思っているのですが・・)、そして過去の自虐史観から日本人が早く目覚めないと本格的な防衛に至らないということを述べておられました。後半、戦後の沖縄へ貢献した駐留米国人男女ひとりづつを紹介したビデオがありましたが、これは個人の問題で戦後の親日という括りでは違和感を感じました。

惠氏の執筆した本を買ってみました
惠氏著書

僕は東京では韓国・中国・米国と知人がいましたが、個人的な見解を述べさせてもらうと、日本人は米国人と組むのが上手く行くように感じています。飲食店の経営の前は貿易会社を経営していました。シカゴとサンディエゴのスポーツメーカーの日本専売契約もして億近い仕入れもしていました。米国人は出会い頭は無理難題を押し付けがちですが、上手く付き合っていけばリミッターが外れます。それはハンビーでの外人BARで飲んでいても感じたことです。距離感が大切です。確かに特定の兵士や軍関係者の犯罪はあります。ただ、全てを反米に結び付けるだけならちょっと国防としての未来がないように感じます。

8.27 丹羽大使公用車国旗略奪事件もこんな解決
国旗強奪

真の問題は「日米合意」自体を自虐史観にしてしまい、合意を有利に活用できない外交の問題にあるとしか思えません。一番平和呆けしたのが外務省だったというのは21世紀元旦の新聞を見れば一目瞭然です。洒落にならない現実でした。本来なら背負わされているようでも、知恵と勇気で実際は逆手に絡めて日本の利益を担保する条約に変えていなければいけませんでした。これまでに色々なリミッターを外せなかったのは本当に残念です。

日本人も大好きな三国志を俯瞰で見ると、中国の思惑は簡単に見えてきます。やはり歴史は主張だけでは築けません。いずれ9条改正案もまた浮上してるでしょう。でも、その前に今自分達の目の前に突き詰められた現実をよく熟慮しなければなりません。中国は2040年に向け太平洋の分割管理案を持っています。米国が優柔不断な日本を諦めて中国を朋友と考えた時、尖閣だけではなく、先島だけでもなく、沖縄だけでもなく、日本そのものが絶滅危惧国と成らざる得ない・・とは、冗談で笑える話ならいいのですが・・。この問題ももう国民が本腰を入れないと、原発問題の様に後の祭りになるかも知れません。暫くしたら尖閣の領土歴史についての検証も書いてみたいと思います。

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Posted by 琉球ジョー at 12:41 │時 事