石垣島「ゆんたくガーデン」

昨日、遂にその日が来てしまいました。園主の母ナミ子（通称：ゆんたくナミオバァ）が94歳で静かに逝きました。悲しみ一入と言いたいところですが、今年になって、心不全で1月31日～3月23日、4月9日～5月27日と二度も入院だったので、覚悟は出来ておりました。


今回は粛々と親族の死亡時の手続きから、石垣市の火葬場の現状についてお知らせしたいと思います。僕は古い火葬場を知りませんが、葬儀を行ってくれたサンレー紫雲閣さんによると前はかなり老朽化著しかったようです。今は沖縄県内で最新式の火葬炉らしいです。


ちなみに今回はサンレー紫雲閣大濱さんの対応にとても感謝しました。何せ母との約束で遺骨は郷里に海洋散骨と決めていましたし、親族もいないので葬儀のコースとしては火葬手続きを中心とした10万ちょっとの最低料金のものでしたが、八重山における納棺の方法から、こちらの儀礼を懇切丁寧に教えて頂きました。


基本的に病院でなくなった場合は、業者さんを通さずに直接、火葬場とやりとりすることは無理なようです。僕も試しに直接電話を入れてみましたが、日曜日の午前中だったせいもあるかも知れませんが、火葬場への電話には誰も出ませんでした(^^ゞ。そして、病院から紹介された3軒の葬儀業者さんで通じたのもサンレーさんだけでした。


今回の場合は八重山病院から一旦、母の遺体を自宅に戻して、夕方になるまでは何名かの方に焼香をして頂き、夜は知人と猫と犬とで静かに通夜を行い、翌日11時からに業者の方と2人で「お別れの儀」を行い、遺体を納めて正午に霊柩車で葬儀場まで運びました。


そして、「野辺の送り」の頃には5～6人の友人が駆けつけてくれて、皆に焼香してもらい、火葬炉に遺体が入りました。棺桶の中には写真と衣類を中心に副葬品を入れました。但し、余り副葬品が多いと遺体を焼くのに時間が掛かってしまうということでした。


参列者に謝意を告げますと、火葬を見届けたいところではありますが、最新式の炉からは煙も出ないと言うことなので皆さんには散会して頂き、収骨までの2時間30分ぐらいは一度自宅に戻り、遺骨が置ける場所作りに費やしました。



そして午後2時過ぎに迎えに来て頂き、まだ収骨まで少し時間が掛かるということでしたので待合室に入りました。手前にある「てぃんがーら」には正直なことを言いますが、どういう訳か沢山の「ハエ」がいて、とても落ち着いて座っていられませんでした。




仕方ないので、隣の和室のある待合室にも入ってみました。何せ親族は自分だけなので、待合室を使う人は他にはいません。ところが残念なことに「てぃんがーら」ほどではないけど、こちらにもハエが結構いました。なので景色の良いホールが1番ホッとしました(^^ゞ。



炉前ホールから右側の方に入ったところに「収骨室」があります。此処には当社団法人の理事の吉竹女史も駆けつけてくれて、大濱さんと3人で遺骨を骨壺に入れてゆきました。まだまだ骨には熱気が残っておりました。


午後2時45分より収骨となりましたが、収骨にも色々とルールがあることを知りました。父親の葬儀はもう30年前でしたので記憶にありませんが、此処でも若干沖縄独特なやり方がありますが、火葬場の方に懇切丁寧に対応して頂けます。


お目汚しを失礼しますが、骨折の時に入っていた足の金属以外はほぼ骨壺に収めました。骨粗鬆症のオバァでしたが意外としっかり骨組みが残っていて感心しました。サンレーさんは費用に関係なく懇切丁寧にやってくれますので、移住者の方にもお勧めです！。お陰様で本当に心地よい別れが出来ました。


6月24日(日)の午後2時～6時に執り行いさせて頂くことにしました。6月12日追記：「ゆんたくオバァを賑やかに送る会」にて、生前からの遺言通り、ゆんたくガーデン葬を賑やかに行いたいと思いますので足を運んで頂ければ幸いです。


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